小さな子どもの頃は、よく手をつなぎますね。
手をつなぐこと。
軽いスキンシップのように思えますが、手汗がひどい私には、とても難しいことでした。
手をつなぐことは難しい
小さな子供は、自分から仲良しのお友達と手をつなぐこともあれば、幼稚園や保育園で隣の子と手をつなぐように言われることもあります。
お友達との軽いスキンシップのはずですが、私には「誰かと手をつないだ記憶」があまりありません。
はっきり覚えている記憶が、幼稚園の年長児のときのものからなので、それ以前は手をつないでいたのかもしれません。
しかし、年長児のときに「自分だけ手の汗がたくさん出る」と気づいてからは、お友達と手をつなぐことはしなくなりました。
手汗を自覚した私には、誰かと手をつなぐことが難しいことになってしまいました。
幼稚園の先生から言われた時は、仕方なく、従っていたかもしれません。
お遊戯などでも、よく手をつなぎますしね。
手をつないだお友達から汗について何か言われた記憶はないので、周りの子もまだ気にするような年齢ではなかったのだろうなと思います。
手をつなぐことに抵抗はあったとはいえ、心の負担がまだまだ軽い時期でした。
手をつなげるのは母だけ
そんな私が、安心して手をつなげるのは、母だけでした。
きょうだいでさえ、手をつないだ記憶はあまりありません。
母だけは、私の手が濡れていようと、汗がポタポタ落ちようと、何も気にせず手を握ってくれました。
母の乾いた手が、とても心地良くて、安心したのを覚えています。
手の汗で悩むお子さんをお持ちの親御さんには、お子さんの手がどんなに濡れていても、気にせず手をつないであげてほしいです。
「手をつなぐと、手から愛情が伝わる」と聞いたことがあります。
つないだ手を通して伝わった愛情は、お子さんが成長してからの心の支えに、きっとなります。
私のように、大きくなって汗のことで悩んだ時に、お母さんやお父さんの手を思い出して元気が出る。そんな風にきっとなります。
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