逆立ち、怖いですよね。
逆立ちが怖いのは、上下が逆さまになる姿勢への恐怖心が原因だとも言われています。
体を逆さまにするために、エイッと勢いをつけて、手で踏ん張ります。
体育が苦手な私は、手汗が出ていなくても、十分怖いです。
しかし、手汗をかいてしまうと、さらに怖いのです。
そんな怖い逆立ちを、小学校の体育では、準備運動のたびにしていました。
体育館での逆立ち
体育館での逆立ちで、一番困るのは、床についた手が滑ることです。
体育館の床はツルツルで、手汗を吸収してくれませんから、よく滑ります。
逆立ちをするには、「エイッと勢いをつけて、手を床につけ、足を振り上げて、手で踏ん張る」という動作をしますが、手が滑ることを考えると、「勢いをつける」ということが怖くてできませんでした。
体育で逆立ちをするときは、たまに一人で壁倒立をすることもありましたが、ペアを作って補助し合うことがほとんどでした。
ペアの子は頑張って私の足を掴もうとしてくれるのですが、足が全然上がってこないので、掴めるはずがありません。
「もっと勢いをつけて」と応援してくれるのですが、なかなか成功しませんでした。
運動場での逆立ち
体育館に比べると、運動場での逆立ちは、手が滑らないので恐怖心はだいぶ薄れます。
私も、運動場では、補助付きの逆立ちを成功させることができていました。
しかし、逆立ちの後に困るのが、手についた土です。
土が手につくと、汗で泥になるのです。
逆立ちをした後に毎回手を洗いに行くわけにもいかないので、体操服で拭うしかありません。
体操服は白かったので、泥で茶色く汚れてしまうのでした。
補助をするときに注意すること
私が補助をするとき、困るのは「ペアの子の足のどこを持つか」です。
汗で濡れた手で素肌を触られると不快だろうから、靴下の部分を持ちたかったのです。
しかし、逆立ちのときは、かなりの勢いをつけて足を振り上げます。
掴む場所を選んでいられない時もあり、素肌を触ってしまって驚かせたこともありました。
また、ペアの子の靴下が短いときや体育館で裸足で体育をしているときなどは、素肌の足首を掴むしかなく、ペアの子に申し訳なかったです。
運動場で補助をするときは、私の手についた泥で靴下を汚さないように、しっかり体操服で手を拭うようにしていました。
体育館でも、運動場でも、自分が逆立ちするときも、補助するときも、苦労の多い逆立ちでした。
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