【多汗症の四季】春ファッションと汗の関係

日常生活

すっかり春ですねえ。

春になると、冬のあったかファッションから、軽くて爽やかな服に衣替え。

多汗症の私には、春ファッションにおいても気をつけることがいっぱいです。

春でも汗は出る

多汗症の私にとって一番過ごしやすい季節は春、というお話をこちらでしました。

しかし、「他の季節に比べて過ごしやすい」というだけで、春だからといって汗が出ないわけではないのです。

いくら快適な気温でも、精神的に動揺すると、一気に汗をかきます。

「春は汗をかきにくい」とは、「緊張や不安が何もない状態で、室温・気温のみが原因の汗をかきにくい」という意味です。

春ファッションの心得

「春でも汗は出る」ことを前提とした、私の春ファッションの心得はこんな感じです。

  • 淡い色は避ける
  • 春コートには要注意
  • 肌色ストッキング禁止

淡い色は避ける

春ファッションといえば、淡い色。

桜色、薄紫色、ミントグリーン、ベージュ、レモン色、若草色・・・。

爽やかな季節には、パステルカラーのような淡い色がよく似合います。

しかし、手掌多汗症と腋窩多汗症の私にとって、淡い色や明るい色の服は絶対にNG。

淡い色は、汗で濡れるとすぐに色が変わるので、要注意なのです。

手掌多汗症からくる手汗はしたたるほど出るので、袖口が濡れて変色します。

長袖のうちは気をつけないといけません。

そして、手汗はハンカチで拭いたり、袖口を濡らさないようにしたりして気をつけていればいいのですが、問題は腋窩多汗症からくる脇汗です。

脇の汗も手汗と同様に、したたるほど出ます。

手汗と違って頻繁にハンカチで拭くわけにもいきませんし、私の汗は、一度かいてしまうとなかなか引いてくれません。

乾いた服に着替えると、すんなりリセットできたりもするのですが、外出時に汗をかくたびに着替えるわけにもいきません。

結局、「汗で濡れても目立たないこと」を基準に服を選ぶしかないのです。

結果として、「淡い色の服はNG」となり、私の服は黒か白がメインになります。

春なのに・・・。

春コートには要注意

春になったとはいえ、肌寒い日。そんなときに着るのが、春コートですね。

軽い素材で、明るい色が多いような気がします。

私の中で春コートの定番といえば、ベージュのトレンチコート。

カジュアルにも使えるし、通勤にも着ていけます。大人っぽい感じもして、昔から好きなデザインです。

ただし、ベージュといえば、私の天敵…濡れると変色しやすい「淡い色」の代表です。

「でもコートだし、服の上に羽織るんだから、問題ないでしょ」

そう思っていた時期が私にもありました。

張り切ってベージュのトレンチコートを買い、外出したことがあります。

その結果、自分で自分にビックリしました。

緊張することがあり、汗をかくと、脇の部分はコートまで濡れて変色してしまいました。

春は、服の素材が薄くて軽いです。もちろんコートの素材も、冬とは違います。

それにしても、コートまで変色するとは・・・。

それ以来、春コートは、ネイビーなどの濃い色を選ぶようにしました。

肌色ストッキング禁止

足蹠多汗症からくる足汗も、春ファッションに関係します。足の裏にかく汗も、したたるほど出るので、侮れないのです。

足元が靴下にスニーカーの場合、何の問題もありません。

問題は、職場や入学式などのオフィシャルな場です。

こういったオフィシャルな場では、パンプスとストッキングが定番です。

そして、冬の間は厚手の黒いストッキングやタイツだったのが、春になると、肌色ストッキングになります。

黒いストッキングは、薄手でも季節に合わないんですよね。

オフィシャルな場は緊張することや慌てることも多いので、快適な室温でも汗が出ることが多いです。

私の足汗は、本当にしたたるほど出るので、時間が経つと、ストッキングが濡れて下の方からだんだん変色してきます。

足裏部分はもちろんすぐに濡れて変色しますが、靴に隠れている間は問題ありません。

しかし、くるぶし、足首、と濡れた部分が上に広がっていって、靴に隠れなくなると、もう自分の足が気になって気になって。余計に汗をかきます。

職場ならまだ履き替えたりもできるのですが、子供の入学式でこういう事態になったことがあり、「肌色ストッキングを履くのはやめよう」と決めました。

それ以来、多少季節感が合わなくても、パンプスの時は黒いストッキングを履いています。

卒業式だとまだ肌寒いので、黒いストッキングもありなんですけどね…。

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