多汗症や汗のことで悩んでいる皆さん。
自分の多汗症を自覚したのは、何歳くらいの頃ですか?
私は、たぶん相当早い時期に、自分の汗のことに気づきました。
追いかけてくる足あと
これは、幼稚園児のときの記憶。
私の記憶の中でも、もっとも古い記憶の一つです。
細かい部分は覚えていないのですが、はっきりと印象に残っていることがあります。
裸足ですべり台で遊んでいたところ、足あとが追いかけてくることに気づきました。
もちろん、自分の足あとです。
私は足の裏にも汗をかくので、裸足で歩くと、足あとが残るんです。
すべり台の上をペタペタ歩くと、私の足あとがペタペタ…。
幼いながらも、自分の足あとだということは認識できました。
ふと周りを見ると、他の友達の足あとはついていません。
「自分だけ何で?」と不思議に思ったのを覚えています。
「自分だけが足あとが残る」と分かってからは、何だか恥ずかしくもなりました。
私はもともと人見知りの激しい子供だったようです。
幼稚園の入園式で、隣に並んだお友達が怖くて泣いてしまったことを、今でも覚えています。
羞恥心も強く、人と会う時には母親の陰に隠れてしまっていました。
そういう気質もあり、自分だけ足あとが残ることが恥ずかしかったのです。
これが自分の汗との付き合い始めだとすると、汗との付き合いはもう40年以上。
振り返ってみると、長い付き合いになったものです。
発症年齢について
ある調査では、手のひらの多汗症の発症年齢は平均13.8歳,足の裏の多汗症は平均15.9歳とされています。
また、ネットで検索すると、「小学生・中学生の頃に自覚した」という体験談を見かけます。
幼稚園児から汗に悩んだ記憶がある私は、平均と比べるとかなり早い時期に発症し、自覚したようです。
ただし、自分だけ足あとが残ることに気づいただけで、その原因が足の裏の汗だということにはまだ気づいていません。
人より汗をかくということに気づいて、足の裏の汗とすべり台の足あとを結びつけて考えられたのは、もう少し後になってからです。
次回は、手のひらの汗に気づいた瞬間について、書いていきたいと思います。
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