鉄棒、のぼり棒、雲梯・・・小学校の運動場にある遊具の代表格ですね。
そして、3つとも、手掌多汗症の私にとっては手強い相手です。
鉄棒については以前くわしく書きましたが、今回は、のぼり棒と雲梯についてお話ししたいと思います。
成功体験なし
のぼり棒も雲梯も、小学校低学年の体育の授業で登場しました。
私は一度も成功した覚えがありません。
多汗症のせいなのか、私の身体能力のせいなのか…たぶんどちらも原因なのでしょう。
のぼり棒
のぼり棒のコツは、手でしっかり棒を掴み、足で棒を絡めるように挟み込んで、体を上に持ち上げていくことです。
私の場合は、手汗で滑るので、手でしっかり棒を掴むことができません。
のぼり棒がうまくいかないときは、「靴や靴下を脱ぎ、裸足になると登りやすい」と言われます。
裸足の足裏同士で、のぼり棒を挟むと、体を支えやすいし持ち上げやすいのだそうです。
しかし、足裏も汗で滑るので、裸足になると余計滑りました。
手汗に負けないくらいの握力があれば良かったのですが、握力もかなり弱く、体を支えられるような力はありませんでした。
かと言って、靴のままで足を棒に絡めて体を持ち上げるような器用さもなく。
汗と身体能力のなさで、のぼり棒には完敗でした。
雲梯
雲梯も、私にとっては強敵でした。
雲梯のコツには体の動かし方など色々あるようですが、まずは一定時間ぶら下がることができないと進めないそうです。
私の場合、そもそも汗で手が滑るのですぐに落ちてしまいますし、それをカバーできる筋力や握力もありませんでした。しっかり筋力をつけるべきだったんですが、そんな発想も根性もなく…。
1本目にぶら下がった後、すぐに落下するので、1本も前に進めたことがありません。
まずはぶら下がる練習をするんだよ、と教えに行ってあげたいなぁ。
汗を拭きたい!
のぼり棒を登れないこと、雲梯を進めないこと。
それ以外にも、のぼり棒と雲梯には困ったことがあります。
触ったところを拭きづらいことです。
高い場所なので、なかなか拭けないんです。鉄棒よりも難しい。
体育の授業だと、次の子も待っていますし、あまりグズグズもできません。
結局、汗を拭くことはできずに、次の子と交代することになります。
「汗で滑らないで」「汗に気づかないで」と願いながらの交代です。
のぼり棒も雲梯も、自分の番が終わってからもドキドキでした。
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