体育館での体育の授業は、夏は強い日差しもないし、冬は冷たい風も吹かない。
運動場での体育より、快適に授業に取り組めた覚えがあります。
しかし、そんな体育館にも、足裏の多汗症の私にとっては困ったことがありました。
小学生の頃の話です。
体育館シューズ
私の小学校では、体育館で体育をするとき、体育館シューズを履くことになっていました。
上履きとは別に、体育館専用のシューズがあって、体育のときに履き替えます。
私の子供が今通っている小学校では、上履きのまま体育館で体育をしていますので、色々と変わっていくものですね。
シューズを履かせて!
そんなわけで、体育館での体育のとき、普段はシューズを履くのですが、授業内容によってはシューズを履かないことがありました。
例えば、ダンスの授業ではシューズを履きませんでした。
シューズを履かないときは靴下も脱ぎます。「裸足」で体育をするのが目的なので、靴下を脱ぐのは当然ですよね。
私は、足にも滴るほどの汗をかくので、裸足でツルツルの体育館の床に立つと、足の汗を吸収してくれるものが全くない状態になります。
そうすると、汗の水滴が床に残ります。私が立っているとその場に溜まりますし、私が歩けば足あとのように汗が残っていきます。
なるべく床を濡らさないために、足の裏をべったり床につけないなどの工夫をしてみましたが、どこかを伝って汗が落ちていくので、あまり効果はなかったです。
この状況で困るのは、汗で床が滑ることでした。ダンスなので、球技のような激しい動きはないのですが、ツルツルの床が濡れていると、滑りやすくて危ないのです。
踊っていると、汗で滑って転びそうになり、ヒヤッとすることがよくありました。
みんな裸足
しかし、さらに困ることがあります。一番困るのは、自分が滑ることではありません。
私が裸足だということは、周りのみんなも裸足なのです。
体育館の床が理由もなく濡れていたら、驚きますよね。目で見て分からなくても、そこを歩けば気づかれます。
また、みんなも滑って転ぶかもしれません。私のように、滑ることに警戒していないのだから、余計危険です。
私が歩いたところが濡れるので、なるべく動かないで行動範囲を狭くしたり、人が歩かない端っこを移動したりしていました。
それが功を奏したのかは分かりませんが、「何か濡れてない?」などと言われたことはありましたが、幸い、自分や周りの子が転んだりしたことはありませんでした。
今振り返ってみると、誰にも怪我をさせずに済んで、本当によかったと思います。
そして、当時の私は、足元に気を使いすぎて、授業が終わる頃にはヘトヘトでした。
人知れずストレスを抱えて、お疲れ様でした。
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