「多汗症」と一言で言っても、手のひら・足の裏・脇など、汗が出る場所も人それぞれ違いますし、汗の量も個人差があります。
このブログを読んでくださる方は、何かしらの汗の悩みを抱えておられると思うのですが、皆さんの汗の状態はどんな感じですか。
私の現状をお伝えして、少しでも皆さんの参考になればと思います。
手のひらの症状
私の症状の中で、一番汗の量が多く、悩みも多いのが手のひらです。
手のひらの多汗症は、「手掌(しゅしょう)多汗症」と言います。
汗が出る場所
手の汗が出る場所は、手のひら全体・指全体(指の腹・指の背どちらも)です。
手首より先の部分で、汗が出ないのは、手の甲だけという状態です。
汗の量と重症度
多汗症の汗の量には、以下のようなレベルがありますが…
- レベル1:手のひらが濡れる程度
- レベル2:手のひらに汗が水滴になっているのが見て分かる
- レベル3:汗が水滴になり、したたり落ちる
私の手のひらは確実に「レベル3」です。
物に触る時、何かをする時、手を使わないことはほとんどありません。
なので、手の汗がひどい私のような人には、日常生活に常に悩みがつきまといます。
多汗症の重症度は、自覚症状によって、以下の分類で判定されます。
- スコア1:発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない。
- スコア2:発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある。
- スコア3:発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある。
- スコア4:発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある。
スコア3・4だと重症と判定されますが、私は「スコア4」です。
手のひらに滴るほどの汗をかくので、日常生活で何をするにも支障がある、と感じています。
汗をかくタイミング
汗が出てくるタイミングとしては、暑いときや運動したときなどですが、「暑い」と感じる温度が人より低いように思います。
また、緊張したときや焦ったときにも汗が出ますが、「汗が出たら困る」と思えば思うほど、汗がさらに出てきます。そして、ますます焦るという悪循環ですね。
手のひらの皮膚が薄い?
常に汗をかいているからか、私の手のひらや指の腹は、皮膚が薄いように感じます。
指紋も薄く、指紋認証が機能しないことがあります。
手に汗をかいているときは、指紋認証はエラーになるのですが、乾いているときも反応しないことがあるので、汗のかきすぎは皮膚や指紋を薄くするのかなぁ、なんて勝手に思っています。
足の裏の症状
私は足の裏にも多量の汗をかきます。
足の裏の多汗症を「足蹠(そくせき)多汗症」と言います。
手のひらの多汗症の人は、足の裏の多汗症を合併していることが多いそうで、この二つの多汗症を合わせて「掌蹠(しょうせき)多汗症」とも言います。
汗の出る場所
手のひらと同じく、足の裏、足の指全体に汗をかきます。
足首より先の部分で汗が出ないのは、足の甲だけです。
汗の量と重症度
手のひらと同じく、したたる程の汗が出ますので、足の裏の汗の量も「レベル3」です。
「足の裏だと、手の汗よりも悩みは少ないのでは?」と思えますね。
私の一番の悩みは「汗がひどいことを人に知られたくない」なので、確かに、人の目につきにくいという点で、手よりも足の方が悩みは少ないです。物を触るのも手ですしね。
足の汗で困ることと言えば、足に汗をかくと、足がむくむことです。朝と夕方では、靴のサイズが変わるほどむくみます。足の裏全体がパンパンにむくむので、歩くと痛みを覚えることもあります。
こういう状態なので、靴選びが困ります。
また、家の中で過ごしていても、靴下とスリッパを履かないと床を濡らしてしまいます。
したがって、足の多汗症についても、重症度判定は「スコア4」ですね。「日常生活に支障がある」という点では、手も足も同じです。
汗をかくタイミング
足に汗をかくタイミングは、手と連動しているように思います。
手に汗が出てくる時は、「あ、出てくるな」と感じた後に、バッと噴き出す感じがします。
手に汗をかくと、足も必ず汗が出ます。
そして、足の汗は、なかなか引っ込みません。靴下や靴を履いているので、外気に触れないからでしょうか。一度汗をかくと靴下が濡れてしまうので、ずっと濡れている状態なのが良くないのかもしれないです。
脇の症状
私は脇の汗も多いです。
脇の多汗症を「腋窩(えきか)多汗症」と言います。
手や足の多汗症の人は、脇の多汗症も合併していることが多いみたいですね。
私の場合、手と足は子供の頃からですが、脇は大学生のときに発症しました。
想像もしてなかったので、ある日突然気づいてビックリしました。
汗の量と重症度
手のひらや足の裏と同じく、したたる程の汗が出ますので、脇の量も「レベル3」です。
脇の汗の一番の悩みは、洋服選びです。
汗染みが気になりますので、色は黒か白になりますし、素材やデザインにも気を使います。
汗をかきやすい夏だけの問題ではなく、暖房が効いている冬や湿気の多い梅雨の時期など、一年を通して、洋服選びには悩まされます。
したがって、脇の多汗症についても「日常生活に支障がある」と感じていますので、重症度判定は「スコア4」です。
服選びについては、別の記事で詳しく書く予定です。
まとめ
今回は私の汗の状態について、場所ごとに大まかにお知らせしました。
これから、手の汗で困ること、足の汗で困ることなど、それぞれの具体的な悩みについて、詳しく書いていきます。
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