【多汗症】手のひらの汗と生きてきました〜手汗・足汗との向き合い方〜

はじめに

初めまして。あくびと申します。

私は、多汗症という病気と40年近く向き合ってきました。

私の状態としては、手や足に非常に多く汗をかいて、日常生活に支障があるほどです。

これまでは、この汗を抱えながら生きていくことで精一杯でしたが、

40歳を超えた今、さまざまな経験を積んだことで、大体の事に対処できるようになってきました。

私の経験が、現在多汗症に悩んでおられる方の参考になればと思い、このブログを始めます。

多汗症とは

多汗症とは、簡単に言ってしまうと「たくさん汗をかく病気」です。

単なる「汗っかき」とは違い、手のひらや足の裏など、体の一部だけに多量の汗をかいてしまい、日常生活に支障が出てしまうほどの症状が出ます。

多汗症には種類があります。

  • 手のひらの多汗症:「手掌(しゅしょう)多汗症」
  • 足の裏の多汗症:「足蹠(そくせき)多汗症」
  • 脇の多汗症:「腋窩(えきか)多汗症」
  • 顔の多汗症:「顔面多汗症」
  • 頭皮の多汗症:「頭部多汗症」

多汗症にはレベルがあり、手のひらの多汗症はピーク時における発汗量で分類されています。

  • レベル1:手のひらが濡れる程度。(拳を握っても汗が滴り落ちない)
  • レベル2:手のひらに汗が水滴になっているのが見て分かる。(拳を握ると汗が滴り落ちる)
  • レベル3:汗が水滴になり、滴り落ちる。(手のひらを開いていても汗が滴り落ちる)

多汗症の原因はまだ明確には解明されていませんが、汗をコントロールしている交感神経が、通常よりも過剰に興奮しやすいのではないかと言われています。

私は、ネットでこのような情報を見つけ、自分の手汗や足汗が「多汗症」という病気なのだと知りました。

「多汗症」という病気を知った時の衝撃は、今でも忘れられません。

「病気だったのか。私だけじゃないのか。」と安心もしました。

多汗症を検索した時に出てくる記事は、病院の症例紹介などがほとんどです。

こうした記事は病気の知識を得るという点で、非常に役に立ちます。

実際、私も多汗症について病院の記事で知ることができましたし、対策をとることもできました。

しかし、病院の記事は相当数あるのですが、多汗症を抱えている人の体験談やブログは少数です。

多汗症を抱えている人が日常生活で向き合わなければならない困難について、病院の記事では「具体的な症状」という一項目で終わっていることも多いです。

また、日常の困難は、心の問題も引き起こします。困難に直面した時に、心が動かないことはあり得ません。しかし、そうした点を掘り下げている病院の記事もあまり見かけません。

そこで、私が汗と向き合ってきた40年間をブログにしようと思い立ちました。

私が体験してきた事、私の心が感じた事を綴ることで、同じ悩みを抱える方々の参考になればうれしいです。

私の多汗症レベル・汗の状態

私は、手のひら・足裏・脇の下から多量の汗をかきます。

手掌多汗症、足蹠多汗症、腋窩多汗症ですね。

多汗症の方は、複数の箇所に症状があることが多いのではないでしょうか。

特に、手のひらに多量の汗をかく場合、足の裏にも同様の症状があることが多く、「掌蹠(しょうせき)多汗症」とも呼ばれています。

私の手のひらの汗の量のレベルは、迷うことなく最高レベルの「レベル3」です。

足の裏、脇の下についても、同じようなレベルがつけられるとすると、レベル3になると思います。

水分がしたたり落ちることや、しずくとなって落ちることを「滴下」と言いますが、私は手のひらでも足裏でも脇の下でも滴下が起きます。

汗をかく場所は違っても、汗の量は連動するのかな、などと考えてしまいます。

レベル1の方でもかなりのストレスになると思いますし、さまざまな苦労があると思いますが、レベル3になると、もはや日常生活に支障をきたします。

多汗症の方にお伝えしたいこと

この歳になり、自分の人生を振り返ると、「ずいぶん大変な生活を送ってきたな」としみじみ思います。

手のひらに多量の汗をかく人は、さまざまな場面でハンデを背負っているのですが、自分ではハンデだと自覚しにくいですし、他人からはますます分かりにくいです。

このブログでは、多汗症の方に「あなたは頑張ってるんだよ」とお伝えしていきます。

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